ゆるむるぅむ ~ yurumuroom

 

ぽかぽか~と、すこし暑いくらいの日も多かった G.W.(グリーン・
ウィーク♪)から一転、そくそくっっと肌寒い日が続いています。み
なさんお変わりないでしょうか?

ニュースでは、世界各地のサイクロンや、大地震が伝えられてきてい
ます。気象や地殻変動という自然現象は、起こる規模が大きいと被害
も甚大です。政治的な思索はさておき、スムーズな援助で全ての人々
に必要不可欠な物資と、環境設備がゆき届くように‥と思います。

しかし全く、広〜い範囲の場所をぐいぐいと揺らしたり、水や空気の
流れを起こして、あらゆるものを巻き込んでしまうエネルギーの集ま
り方って、本当にとてつもないものだなぁと‥。

そういえば先日の深夜、ここらへんでもけっこう揺れた地震がありま
したよね。わたしもすぐに眠りから覚めて、ぅわ~‥ぅわ~‥とその
揺れがおさまるのを待っていましたが、脳裏をよぎる思考は何だかし
どろもどろな「服、着といたほうが?」と「ビン、上からおっこちて
こない?」‥でしたね。

でも、それはまだまだ余裕があるからで、ほんとの危機を察する時は
そんな悠長な態度ではいられずに、思考など飛び越えてしまってカン
のようなものが働き、すぐさま行為に移るんでしょうが‥、今回は何
もせずその数分後には、またすぐに眠りに落ちていってましたから‥。

が、やはりふだん都会や、そこそこ文明の機器にあふれた町に暮らし
ている私たちというのは、ふだんのこまやかな自然現象に対する動物
的な感覚も、自然に囲まれた生活をしている人々に比べると、ずっと
鈍ってしまっているでしょう。だからふだんから気をつけていなくて
はなりません。

どうでしょう? 最近、雨のにおいや、空の色、雲の流れや、風の強
さ、空気の湿り気、乾き具合、鳥の鳴き声や、植物・動物‥生き物の
動きなどを、立ち止まって感じていますか‥?

他の動物と違って、人間は「思考」によって『生』‥つまり生きるこ
とを快適にする工夫をすることができます。そうして衣・食・住の環
境と、そしてまたコミュニケーションのためのツール、言葉・道具・
技術を創り出し、さらにそれらを発展させてきました。

その過程の中で、いつの頃からか、そのツールを使って自分の内に沸
き起こる感情を表してみるようになりました。様々な芸術‥音楽や文
体、色彩、模様、絵画などで外的に表現しようとしたのです。

けれども、あなたがもし真剣に自己そのものを「表現」するというこ
とを本当にやってみたことがあるならばきっと、何をもっても完成す
ることができず、表現しえない、行き場のない感覚、無限の世界とも
いえるような存在に気づいたことがあるでしょう‥?

表現しえない、しきれないのが『生』という動き‥運動なのです。で
すから、それは具体化することができません。限定も、断定もできま
せん。

でもだからといって縮こまったり、躊躇するのではなく、どんどんと
のびのびと自由にいろんな「表現」をしてみることです。アートは、
そのプロセス自体が『生』の真理と動きを察知できる機会たからです。
もしそこで感じることがホリスティックな『生』そのものであるなら、
そこにはもう私的感情といったものはないでしょう。

そして、私たちに必要だからこそ、「衣・食・住」は『生』にとって
調和的なもの、生態系をはじめとする自然そのものをひどくおびやか
したり、損なうものであってはならないはずで、それがいわゆるオー
ガニックとか、バイオの基本です。

そして『生』の中で「関係すること」とは、自然とのつながり、共存。
それがまずコミュニケーションの基本ですが、人間が創り出せるツー
ルは結局、ツールに過ぎません。それを使うことはあっても、発展さ
せることができても、それだけに振り回されないように注意していま
しょう。

またそのうち、情報だけに頼らず、自然の変化に敏感に気づくことの
できる感覚というものが、都会の人間にも戻ってくるはずです。そこ
で何より、自然をさしおいた『生』はあり得ないのだと知るでしょう。

ホリスティック‥という言葉を聞いて、まだ「?」と思う方も多いか
もしれませんが、要するに全てのものとの調和と流れ、ハーモニー‥
のことです。人間の仕事というのは、それぞれが自らホリスティック
・ライフを見いだすことなのかもしれないなぁ‥。
 
あ、ハーモニーで思い出しました‥素敵な映画です。
『歓びを歌にのせて(AS IT IS IN HEAVEN)』2004.スウェーデン

 
それでは、またお会いしましょう。