::: 蜂の巣と*Brut :::
ある朝のこと、いつものように庭に出て、その様子や頭上に茂って
いる木々をるるーと眺めていると、ん!普段はあまり視線をやらな
い山側の屋根、その軒下のちょうど真ん中に、蜂の巣を発見! も
うわりと大きくて、数も、けっこういます‥。わぁ、どうしよう‥。
そういえば毎年春ごろになると、納屋とか、物干し竿の近くとかに
ちびちび作りはじめられてしまうのを見つけて、いつもはすぐにそ
こからおいとまいただいていたのですが、今年は見かけなかったの
で、問題なしねと思っていたのに、いつの間にかあんな高いところ
に‥。
調べてみると、うちに巣をつくっているのはどうやらアシナガバチ
さんのようで、わりとおとなしく、刺激さえしなければ襲われるこ
ともないそうです。今回のように手の届かないような所で、生活に
支障がなければ、冬になって彼らがいなくなるまで、そのまま放っ
ておいても平気だそうです。
はい、確かにたまに近くをフワフワ飛んでいるのに出会っても、そ
のうちまたフンワフンワどこかに行ってしまいます。そうしながら
庭木に付く虫を食べたり、花粉を運んでくれたり、実は益虫として
も役立ってくれているらしいので、共存調和‥ですね。とういうわ
けで、このままそっとしておくことにします。
日が暮れると、網戸越しにひんやりするほどの涼しい空気が入って
くるようになりました。記録的な猛暑が続いたこの夏も、ようやく
そろそろ終盤でしょうか。干ばつで大変な所も、豪雨で大変な所も、
被害があまり大きくならないといいですが‥。
けれど自然によるものはともかく、人為的に起こる問題、心の問題、
社会の問題というのは、私たち次第です。
3.11の震災と原発事故後、ここに暮らしている私たちにとって、こ
の社会の脆弱性、人の精神の未熟さ、いろんなものの化けの皮が剥
がされ、ある意味、真の姿が見えやすくなったとも云えるのではな
いでしょうか?
以前「ゆるむるぅむ」で書き下ろし、今は『エスパスらでぃか』の
中に移行した <*Brut> の全編28章を改めて読み直しながら、内容を
わかりやすく、読みやすくするための新たな改訂を再び、今思えば、
ちょうど蜂さんたちが軒下に巣をつくっているのと同じ頃、少しず
つゆっくりと進めていたのですが、先ほどようやく終わりました。
まさにこういう今こそ、自分の心と、また同時に周りに広がってい
るこの世界をつぶさなく見つめること、調和の機会はいつも目の前
にあるということをお伝えしたいのです。この <*Brut> を使ってい
ただき、共に生きるものとして、何かお役に立てるのでしたら幸い
です。
http://espaceradica.net/brut